2026年度診療報酬改定項目に関する要請書

2月13日に2026年度診療報酬改定に向けた「答申」が示されたことを受け、当会は2月18日に下記の「要請書」を厚生労働大臣あてに送付しました。

2026年2月18日

厚生労働大臣

上野 賢一郎 様

山口県保険医協会

会長 阿部 政則

2026年度診療報酬改定項目に関する要請書

拝啓 貴職には、日々国民医療の向上にご尽力賜り、厚く御礼申し上げます。

 2月13日、2026年度診療報酬改定に向けた「答申」が示されました。物価上昇対応やベースアップ評価料など「療養の給付」とは無関係の項目に点数のほとんどが配分されるとともに、かかりつけ機能、医療DX、地域包括ケアシステムなどに向けた政策誘導が散見し、理解に苦しむ難解な点数が数多く盛り込まれており、現場からはすでに不安や憤りの声が寄せられています。また、改定のたびに複雑となる診療報酬体系を6月改定までに理解することは不可能であり、厚生労働省の責務として、医療機関が改定内容を円滑に把握できるよう周知すべきです。

つきましては、今次改定項目から以下の事項を強く要望致します。 

                               敬具

一、基本診療料を中心に診療報酬を10%以上引き上げること。

一、データ提出加算など保険診療と関係のない項目は撤廃すること。

一、賃上げや物価上昇への対応は基本診療料の本体点数引き上げで行うこと。

一、脂質異常症、高血圧症、糖尿病を特定疾患療養管理料等の対象に戻すこと。

一、医療DXの推進など加算点数による露骨な政策誘導を行わないこと。

一、新たな地域医療構想に寄り添う報酬体系の見直しは止めること。

一、改正医療法に基づき開業規制を敷く評価は新設しないこと。

一、初・再診料の医科歯科格差を是正すること。

一、歯科技工に係る技術料について大幅に引き上げること。

一、適切な製作技工料が確実に手渡るように見直すこと。

一、リフィル処方箋は廃止すること。

一、医療保険と介護保険の給付調整を廃止すること。

一、長期収載品の選定療養費化は撤回すること。

以上