当会 2024年診療報酬改定に対し緊急改善を要望

当会は、2024年診療報酬改定に対する「緊急改善要望」(下記)をとりまとめ、4月18日に内閣総理大臣・厚生労働大臣等に提出しました。


2024年度診療報酬改定実施に向けて緊急に改善を求める要望書

拝啓 貴職には、日々国民医療の向上にご尽力賜り、厚く御礼申し上げます。

 2024年度診療報酬改定実施にあたり、当会では、3月に医科歯科新点数検討会を開催し、今次改定内容が医療現場に与える影響や問題点を追求しました。賃上げ対応としてのベースアップ評価料の新設、診療所を狙い撃ちにした生活習慣病管理料等の再編、病床削減を目的とした急性期一般入院料1の要件の厳格化等とともに、実質マイナス改定のもと、医療の質の向上につながらず、患者の健康に影響を及ぼしかねない不合理な内容が明らかとなっています。

 つきましては、下記事項について、6月改定実施までに緊急に改善を求めます。何卒よろしくお願い申し上げます。 敬具                      

一、初・再診料、入院基本料をはじめとする基礎的技術料の本体点数を大幅に引き上げること。

一、ベースアップ評価料やデータ提出加算など、保険診療とは無関係の項目について診療報酬点数表上で評価しないこと。

一、マイナ保険証や医療DXを推進するためだけの医療情報取得加算、医療DX推進体制整備加算は廃止すること。

一、特定疾患療養管理料の対象疾患外しと生活習慣病管理料の再編などにより、診療所を切り捨てる改定は撤回すること。

一、かかりつけ機能の強化により医療機関を分断し、施設基準の届出有無で医療機関を差別化、淘汰する施策は見直すこと。

一、急性期病床から容態が急変しやすい高齢者を追い出し、より手薄な体制の病棟で受け入れるよう誘導するなど、病院の集約化を図る施策を止めること。

一、「歯初診」は廃止すること。補綴関連における「7:3」告示や賃上げ等のルールを明確化し、チェアサイドを中心に技術料を大幅に引き上げること。

一、医師の処方権を侵害し、無診察投薬を容認することにつながるリフィル処方箋は撤廃すること。

一、選定療養の仕組みを濫用した事実上の混合診療解禁である、長期収載品の保険給付外しは中止すること。

以上