子ども医療費助成制度 宇部市が所得制限撤廃の方針
宇部市が、「子ども医療費助成制度」の所得制限について、来年度にも撤廃する方針であることが報道されました(21/12/8 山口新聞)。実現すれば、中学卒業まで完全無料化となり、県内市町でもトップレベルの水準となります。
2009年に山口県が福祉医療費助成制度への患者一部負担導入を強行した際、宇部市では、県内自治体で唯一、上乗せ助成による無料化を行わず、患者一部負担を導入しました。その後、宇部支部では宇部市長及び宇部市議との懇談を行い、また、宇部社会保障推進協議会など関係団体が市に対して毎年要請を重ねる中で、段階的に改善が図られていき、今回の無料化方針が示されたものです。地道な要請活動による成果であり、その重要性が改めて浮き彫りとなった取り組みと言えます。
一方、山口県は福祉医療費助成制度を改善する姿勢が一向に見受けられませんが、当会では、粘り強く、元の無料に戻すよう県に対して求めていきたいと思います。