山口県保険医協会とは、県下の開業保険医を中心とした医師、歯科医師の団体で、1972年(昭和47年)11月26日に設立されました。組織としては、県下の9地域に支部があります。
山口県保険医協会は、医師と歯科医師の任意の自主的な団体ですから、医師会、歯科医師会に属していてもいなくても、私どもの会の趣旨に賛同頂いた方々に参加して頂いています。医師会、歯科医師会と違う大きな特徴は、医師と歯科医師が一緒になって会をつくっているということで、医療の実践、あるいは制度の問題を考えていく上では非常に重要なことだと思っています。
保険医協会では、会員の経営や権利を擁護することはもちろん、会員のほとんどが地域の第一線で診療活動をする開業医ですから、地域医療の充実のための活動を進めることを最大の目的としています。医療をめぐる状況は、たとえば患者さんの医療負担がどんどん増えているように、いろいろと変化していますが、その中で「よりよい医療環境づくり」を行なっていくことが大切です。しかし、「よりよい医療環境」は、医療を提供する側の私たちだけの力でできるものではありません。受ける側である患者さんや地域住民の皆さんとの協力があって、はじめて実現するものだと思っています。地域住民の要望を聞きながら、医療・福祉の関係団体とも協力しあって、行政や議員、議会に要請し、マスコミなどとの懇談も行いながら、活動をしていきたいと考えています。