活動報告

新型コロナ感染拡大「第6波」対策で県へ要請

 新型コロナ感染拡大の「第6波」に見舞われている事態を受け、1月19日、当会では、県へ要請書を提出しました。


2022年1月19日

山口県知事 村 岡 嗣 政 様

山口県保険医協会
会長 阿部 政則

新型コロナ感染拡大「第6波」への対策に関する要請書

 新型コロナウイルスのオミクロン株への置き換わりにより、全国的に「第6波」と言われる感染拡大に見舞われています。とりわけ山口県は、米軍基地由来による感染者の増加によって、県東部を中心に深刻な事態に陥っており、入院医療機関をはじめとして、発熱外来を担当する地域の開業医を含め、医療現場では様々な問題が指摘されています。
 新型コロナウイルス感染症の収束に向けた取り組みは、国や地方自治体、医療者が力を合わせる課題であり、下記事項についてご検討頂きますよう要請致します。

1)自宅療養者の増加に伴う対応について
 入院患者、宿泊療養患者の増加による医療提供体制の逼迫を避けるため、自宅での療養へ移行するとされており、その際、保健所業務である健康観察等について、診療・検査医療機関がそのまま対応することが求められている。発熱外来だけでなく、一般診療も担う地域の医療機関の負担とならないよう配慮するとともに、下記事項について対応すること。
① 自宅療養者の健康確認は毎日行った上で、YCISSにより報告することとされているが、同システムの活用(システム導入や入力要領等)について、日常的に支援すること。また、患者情報の入力は通常診療後に行わざるを得ないため、翌日報告を認めるなど柔軟に対応すること。
② 自宅療養者への電話等による「健康確認・健康相談」と「診療(治療)」との関係で混乱が生じている。費用面も含めて取り扱いを整理すること。
③ 自宅療養者に貸与するパルスオキシメーターは必要数を確保し、対応する医療機関の求めに応じて必ず配布すること。
④ 自宅療養者の健康観察を実施する医療機関に対する県独自の支援制度を創設すること。

2)3回目ワクチン接種について
 3回目ワクチン接種を加速化するとともに、感染拡大地域においては、個別接種が発熱外来等に従事する地域の医療機関の負担とならないよう、自治体による集団接種を優先的に進めること。

3)医療従事者の感染および濃厚接触者について
 感染が広がる中で医療従事者においても感染、あるいは濃厚接触者となるケースが頻発している。医療提供体制の確保のため、医療従事者の場合には濃厚接触者であっても一定の要件の下で医療に従事できることとされているが、この取り扱いに関連して、下記事項について対応すること。
① 毎日業務前にPCR検査等が求められるが、その検査は行政検査とするとともに、求めに応じて「検査キット」等を配布すること。
② 感染等で出勤停止となった医療従事者に対する給与を補償する県の制度を創設すること。
③ 医師本人が陽性となった場合には休診せざるを得ないため、その間の補償を国に求めること。

以上