オンライン資格確認未導入の医療機関への集団指導に関する要請書

 当会では、4月19日、標記の要請書を厚生労働大臣に提出しました。

2023年4月19日

厚生労働大臣

加藤 勝信 様

山口県保険医協会

会長 阿部 政則

オンライン資格確認未導入の医療機関への集団指導に関する要請書

拝啓 貴職には、日々国民医療の向上にご尽力頂き厚く御礼申し上げます。

 厚生労働省では、3月24日に「オンライン資格確認未導入の保険医療機関等に対する指導等の取扱いについて」とする事務連絡を発出しました。本年4月からのオンライン資格確認導入の原則義務化に伴うものとしており、個別指導や適時調査による導入状況の確認などに加え、集団指導(eラーニング方式)の実施が示されています。しかしながら、指導大綱上、集団指導の対象は、「指定時」「改定時」「更新時」「保険医等」の4つのみで、オンライン資格確認未導入の医療機関を対象としたものは存在しません。指導大綱に根拠がない集団指導にもかかわらず、あたかも受講する義務があるようにほのめかし、なおもオンライン資格確認を導入しない場合は個別に改善を促すとしていることは、大いに問題です。

 そもそもオンライン資格確認を義務化するために、医療機関からの反対の声を無視して、法的根拠も曖昧なままに行われた療養担当規則の改定こそ問題であり、即刻見直すべきです。医療DXを推進することで、逆に、地域医療に大きな影響を与えている事態を認識し、こうした強硬施策は止めるよう強く求めるものです。

 以上のことから、当会では、下記事項について要請致します。よろしくお願い申し上げます。

敬具

一、オンライン資格確認未導入の医療機関に対する集団指導の法的根拠を明らかにすること。

一、指導大綱上根拠のない集団指導は実施しないこと

一、オンライン資格確認導入の原則義務化を規定した療養担当規則を見直すこと。

以上