私たちからの訴え

「75歳以上医療費窓口負担2割化」の10月実施、改めて中止・延期を求めます

 当会では、「75歳以上医療費窓口負担2割化」の10月実施を控え、地元国会議員に対し、改めて中止・延期を求める要請を行いました。


2022年9月26日

衆議院議員
岸 信 夫 様

山口県保険医協会
会長 阿 部 政 則

「75歳以上医療費窓口負担2割化」の10月実施
改めて中止・延期を求めます

 貴職におかれましては、国民の生命と暮らしを守るため、日夜国政の重責を果たされていることに心より敬意を表します。
 9月9日付で貴職に対し、10月から実施予定の「75歳以上の患者窓口負担2割化」の中止、もしくは延期へのご助力をお願いしました。長引く新型コロナ感染症に加え、世界情勢や円安の影響による物価高によって国民生活は大きく圧迫されており、とくに、10月からは、食料品を中心にこれまでの2.5倍を超える6300品目にも及ぶ商品の値上げが予定されているだけに、高齢者の医療費自己負担を引き上げる状況にはないというのが、この間の署名に寄せられた多くの国民の意見だと思います。
 かつて(2008年)、70~74歳の窓口負担が2割化された際には「指定公費負担制度」が導入され、実質的に「2割化中止」となったことはお伝えしました。今回は「配慮措置」を設けたとして、負担軽減が図られるかのように説明をされていますが、負担増の差額3,000円を超える場合の特例措置であり、通常の外来診療ではほとんど恩恵がない上に、医療機関での窓口業務は否応なく増えることとなります。したがいまして、こうした分かりにくく、負担軽減効果の少ない「配慮措置」ではなく、別途の予算措置を講じての「指定公費負担制度」のような制度の創設を望みます。このまま「2割化」が実施されることになれば、高齢者において医療や介護の受診、利用手控えが広がることによって、健康悪化につながっていくことは明らかです。国民、とりわけ高齢者のおかれている実情を勘案頂き、ぜひとも「2割化」中止に向けてご尽力下さいますよう、改めてお願い申し上げる次第です。