診療報酬改定に関するページ

医科歯科新点数検討会で「決議」を採択

 3月22日~29日にかけて開催した医科歯科新点数検討会では、下記の決議が採択されました。


【医科】

決 議

 2018年診療報酬改定は、本体を0.55%(600億円)引き上げたが、外枠改定を含むと全体では▲1.24%(▲1460億円)のマイナス改定となった。
 0.55%の引き上げでは、地域医療を守り、医療従事者の雇用・労働環境を改善するには程遠いものである。診療報酬改定に当たっては、加算点数の新設など強引な政策誘導をやめ、日常的な診療行為を適切に評価するとともに、診療報酬の不合理点は早急に是正すべきである。
 一方、患者さんに目を向けると、経済的な理由から、治療の中断、投薬・検査の拒否、症状のある部分のみの治療を求めるといったことが起きている。それにもかかわらず、政府は「75歳以上の患者窓口負担の原則2割化」「かかりつけ医普及を理由とした受診時定額負担」「薬剤の患者自己負担引き上げ」など、新たな患者負担増を検討・具体化しようとしている。
 私たち医療従事者は、国民医療を守り、医療従事者が安心・安全な医療を患者さんに提供できるよう、以下の事項を強く要望するものである。

 記

一、医療従事者が、安心して働くことができ、患者さんに寄り添った地域医療が提供できるよう、診療報酬を改善すること
① 強引な政策誘導はやめ、基礎的技術料を適正に評価すること
② 診療報酬の不合理を是正すること
一、75歳以上の窓口負担2割化をはじめとする新たな患者負担増の計画は中止し、患者窓口負担を軽減すること
一、これ以上の診療報酬マイナス改定、患者負担増を進めないために、社会保障の自然増削減はやめること

2018年3月 山口県保険医協会・新点数検討会 参加者一同


【歯科】

決 議

 2018年診療報酬改定は、本体を0.55%(600億円)引き上げたが、外枠改定を含むと全体では▲1.24%(▲1460億円)のマイナス改定となった。
 歯科診療報酬本体については、0.69%の引き上げにとどまった。国民医療費全体に対する歯科医療費の割合は6.8%(2015年)まで低下し、歯科診療所の経営は厳しくなる一方である。また、歯科衛生士や歯科技工士の技術と労働が診療報酬上、正当に評価されていない。
 一方、患者さんに目を向けると、経済的な理由から、治療の中断、投薬・検査の拒否、症状のある部分のみの治療を求めるといったことが起きている。それにもかかわらず、政府は「75歳以上の患者窓口負担の原則2割化」「かかりつけ医普及を理由とした受診時定額負担」「薬剤の患者自己負担引き上げ」など、新たな患者負担増を検討・具体化しようとしている。
 私たち歯科医療従事者は、国民医療を守り、医療従事者が安心・安全な医療を患者さんに提供できるよう、「保険で良い歯科医療」の実現に向け、以下の事項を強く要望するものである。

一、歯科医療従事者が、安心して働くことができ、患者さんに寄り添った地域医療が提供できるよう、診療報酬を改善すること
① 初・再診料をはじめ基礎的技術料を大幅に引き上げること
② 院内感染防止対策に係る新たな施設基準による「施設基準未届け歯科医療機関」への初・再診料の減算をやめ、全ての歯科医療機関の院内感染防止対策を補填する個別の評価を設けること
一、75歳以上の窓口負担2割化をはじめとする新たな患者負担増の計画は中止し、患者窓口負担を軽減すること
一、これ以上の診療報酬マイナス改定、患者負担増を進めないために、社会保障の自然増削減はやめること

2018年3月 山口県保険医協会・歯科新点数検討会 参加者一同