福祉医療費助成制度・乳幼児(小児)医療費助成制度の改善を

小児歯科医療費助成制度の改善を求め県知事へ要請

※歯科部会では、これまでに小児歯科医療費助成制度の改善を求めて県議会等に訴えてきていますが、8月28日には村岡嗣政山口県知事に対し制度の改善を求めました。


平成27年8月28日

山口県知事

村 岡 嗣 政 殿

山口県保険医協会

会長  武内 節夫

歯科部会長 緒方 一昌

子どもたちのための歯科医療費助成制度の改善を求めます

 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。平素より県民の医療、福祉の向上にご尽力賜り、厚く御礼申し上げます。当会は、県内開業医を中心とした医師、歯科医師の団体であり(会員数1,507名)、県民の医療、福祉の向上に向けた諸活動に取り組んでおります。

 当会歯科部会では、今年3月、県内の公立小中学校における学校歯科健診後の医療機関の受診動向について調査を行いました。その結果、要受診と診断された子どもの半数以上が、医療機関を受診できておらず、一人でむし歯が10本以上あるなど「口腔崩壊」とも言えるケースも数多く発生しているという状況が明らかになりました。また、山口県の「子どもの貧困対策推進計画」でも触れられているように、ひとり親世帯の増加とともに低所得のもとでその生活実態は深刻なものとなっていますが、子どもたちが医療機関を受診できない背景には、そういった各家庭の経済的困窮があることが推測されます。山口県では現在、「やまぐち子ども・子育て応援プラン」を策定し、子育て支援事業に精力的に取り組まれていますが、その中には小児医療費助成に関するものは盛り込まれていません。当会の実施したアンケート調査では、9割以上が、県の事業として「子ども医療費助成制度」の拡充を実施すべきであるとの意見が寄せられており、医療費助成の拡充は県民が待望するところとなっています。

 つきましては、貴職に対し、改めて下記の通り要望致しますとともに、小児医療費助成制度の拡充について、貴職のお考えを直接拝聴できるよう、ご面談の機会を設けていただければ幸甚でございます。ぜひともご検討頂きますよう、よろしくお願い申し上げる次第です。

1.歯科医療においては、早急に義務教育就学前までは無料とすること。

2.現行の「乳幼児医療費助成制度」を「小児医療費助成制度(仮称)」等の名称に変更し、義務教育就学児を医療費助成の対象にできるようにすることとし、当面、歯科医療費の助成対象を小学校3年生まで引き上げること。